新編スタート:20日で仕上げる!

正解は、「飛鳥寺(法興寺)」(あすかでら)。

【まとめ】

①「飛鳥寺」といえば、「スタート」。
②「飛鳥寺」といえば、「三金堂」。
③「飛鳥寺」といえば、「蘇我氏」。

 
538年に仏教が伝わったおかげで、ここからは「寺」とか「仏像」をやたら覚えないといけなくなる・・・
 
「伽藍配置」を覚えるのは苦労した。

伽藍配置の覚え方。名作「明日は4本、やっとだ安心」

とにかく、この
「明日は4本、やっとだ安心」を覚えよう。

飛鳥寺→四天王寺→法隆寺、薬師寺→東大寺→大安寺。

スタートは飛鳥寺!

 
あ・・・。この順に作られたんだよね・・・。
 
そうだよ。何か気づいた?
 
今まで「法隆寺」=「世界最古の木造建築だからスゴイんだぞ」って思っていたけど、「飛鳥寺」の方が古い。
 
そう!飛鳥寺の方が古いっ!でも、今の飛鳥寺っていうのは、再建されたものなんだ。
 
あんまり気にしなかったけど、法隆寺がすごいのは、現存する世界最古の木造建築、ってところなんだろうね。
 
そうそう、ここ、割と混乱するところだと思う。ちなみに、飛鳥寺は平城京遷都後に、奈良に「元興寺」として新しく建てられるんだ。古い方は火災によって焼失したけど、ある時期までは、新旧2つの飛鳥寺(名称は異なれど)が存在したわけだ。
 
ちょっと整理しよう。
 
 
★飛鳥寺は法隆寺より築造が古い。

★しかし、火災で焼失した。(よって、法隆寺が世界最古の現存する木造建築)

★平城京遷都後に奈良市に新しく作られたものと2種類ある。(これがさらに混乱を助長する)

飛鳥寺がスタートだから、「法興寺」であり、「元興寺」

 
まさかなんだけど、その2種類の呼び名、必要?
 
うん。ところが、これは覚えるのは簡単。

まず、仏「法」を「興」す目的で作られたので、「法興寺」、

「元(はじめ)に」ここから仏教が「興」ったんですよ、という意味で付けられたのが新しい方の「元興寺」。

つまり、「飛鳥寺がスタート」と覚えておけば、「法興寺」も、「元興寺」もイメージとして覚えられる。

 
なるほど、平城京に移ってからが、「元興寺(がんごうじ)」。覚えておこう。
 
 
あと、↓この本↓はマスト。

※竹内先生の書籍で、名称変更は「飛鳥寺」→「法興寺」→「元興寺」と書かれている。しかし、他書では、もともと「法興寺」があって、平城京遷都における引越しに際して、「元興寺」と「本元興寺=飛鳥寺」と区別するようになったと書かれている。

つまり、飛鳥にある寺の名前は、「法興寺」→「飛鳥寺(本元興寺)」で、奈良にできた新しい寺は、「元興寺」。

「元興寺」(=はじめにここからおきた)と、「法興寺」(=ここからはじまる)のニュアンスの違いを感じ取りたい。

飛鳥に建てられたのが法興寺(596)。
奈良に建てられたのが元興寺(718)。←遷都よりちょっと遅い

 

通常、
「飛鳥寺」と言ったら「法興寺」の方。

蘇我物部戦争後に建立開始!

 
飛鳥寺は蘇我物部戦争が終結してから建立がはじまった。

 

蘇我物部の争いは仏教を受け入れるか以外にも複雑な要素が絡む。【コチラも】

 

しかし、ここは「蘇我物部戦争」→「仏教受け入れ」→「飛鳥寺建立」と考えるとわかりやすいよね。

伽藍配置の特徴は3つの金堂!

 
これね・・・。何が遺骨だっけ?
 
お釈迦様の遺骨をおさめるのが「塔」だね。なんとなく、「塔」のイメージと違うけど。
 
お坊さんが話をするのが講堂、っていうのはわかるけど、「金堂」って何だっけ?
 
それが、仏さまを安置するところ。

寺の中心は塔から金堂へ」というのが、この伽藍配置変遷のポイントだよ。

 
飛鳥寺のポイントは?
 
ズバリ、三金堂。

飛鳥寺復元図(元データとしてwikipedia : public domainを拝借)

 
おおっ。これが四天王寺式だとどうなるの?
 
四天王寺式だと、金堂は1個。塔と縦並び。
 
法隆寺式は?
 
横並び
 
薬師寺式は?
 
今度は、塔が2つ。金堂が中心。
 
おおっ
 
「明日は4本」と「やっとだ安心」の間に「、」があるのが実は大事なんだよ。薬師寺式から、金堂が中心に変わる。以降、塔は門の外へ移行していく。
 
へぇ~(・・・でもそれ、そんなに重要なのかな・・・)。
飛鳥寺式は一塔三金堂!

氏寺」問題

 
勝手に決め付けているけど、古代のBIG3は「蘇我氏、聖徳太子、天武天皇」ってしている。
 
なんで?
 
「明日は4本、やっとだ安心」も、「飛鳥寺=蘇我氏」、「四天王寺、法隆寺=聖徳太子」、「薬師寺=天武天皇」でしょ。

推古天皇とか天智天皇とかもいるけど、やっぱり整理が必要なのはこの3者なんだよね。

仏像とかも大体この3つに紐付けて覚えれば良い。

まずは、↓コレ↓を覚えよう。

 
広隆寺は聖徳太子にゆかりがあるのだけれども、これは秦氏が聖徳太子にもらった仏像を安置するために建立したものであり、秦氏の氏寺なんだ。

中宮寺は母親の住居をお寺に変えたもの。世界最古の刺繍、「天寿国繍帳」がある。

 
コレ見ると、やっぱり聖徳太子がらみがヤマだな。蘇我氏は飛鳥寺、天武天皇は薬師寺っていうのを間違えないようにして、それぞれ覚えたら良いか?
 
その通り!ここではとりあえず、飛鳥寺に安置されている仏像をおさえておこう。
 
あ、あとちなみに氏寺で言うと、藤原氏=興福寺ね。もしBIG4を加えるとしたら藤原氏なんだけど、もうちょっと時代が後になる。

※ほかには「和気氏」の「神護寺」が資料にあるが、特に覚えなくても除外でいけるか・・・?

飛鳥寺=飛鳥大仏」(飛鳥如来像)一択

 
飛鳥寺=飛鳥如来一択でOK。かわいそうにこの大仏様は、火災で本堂が焼失後、ほぼ野ざらしに近い状態だったとも。
 
それでいて国宝じゃないんだ。

https://www.sankei.com/west/news/181027/wst1810270008-n1.html

 
蘇我氏の名誉も回復しつつある今がチャンス?

元写真はwikipediaより

 
南都七大寺としての元興寺はまたあとで。
 
「元興寺縁起」って聞いたことあるかも知れないけど、これに仏教公伝538年、って書かれているんだ。つながった?(※ほか上宮聖徳法王帝説も538年説)