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[172] 鞍作鳥がつくった、北魏様式の金銅像は?

正解は、「法隆寺金堂釈迦三尊像

とありますが・・・

おそらく、「飛鳥大仏」こと、「飛鳥寺釈迦如来像」も正解です。
 
この時代、北魏様式とか南朝様式とかがあったけど、作者として名前が残っているのは北魏様式の鞍作鳥しかいないんだよね。
 
「鞍作」、っていうからには馬具も作っていて、「鳥」っていうのは棟梁って意味もあるんじゃないか、って前、言っていなかったっけ。
 
たしかに。そう考えた方が自然かもね。鞍作鳥=工芸集団。
 
鞍作鳥=実は南朝様式、っていう説はどうなんだろう?
 
それはもうお手上げ~

北魏様式だとか、南朝様式だとか

①まず、蘇我氏、聖徳太子、天武天皇をピックアップ。

②このうち、天武天皇の薬師寺、薬師寺薬師三尊像とかは、北魏様式とか南朝様式とか関係ない。(だって、もう唐が成立してしばらく経っているもん。)

③飛鳥寺=飛鳥大仏=北魏様式の一択。

④やっぱり覚えるべきは聖徳太子がらみ。法隆寺は北魏様式、南朝様式両方あるけど、中宮寺、広隆寺はいずれも南朝。

⑤というわけで、法隆寺のものだけを覚える。結局、「百済観音像」だけ別。しかも木像。

法隆寺金堂釈迦三尊像北魏様式
法隆寺夢殿救世観音像北魏様式
法隆寺百済観音像南朝様式
(法隆寺金堂薬師如来像)(北魏様式)

⑥以上。ちなみにそれぞれの特徴。

北魏様式厳しい顔。
アーモンド型の目と大きな鼻。
正面から拝むことを重視している。
※百済観音像だけ木像。
南朝様式柔和な顔。
※木像。
ということは、

「法隆寺百済観音像」=「南朝様式、木像」

だけ覚えれば、あとは振り分けられる?

 

きたのやっさんさんによるイラストACからのイラスト

やっぱり飛鳥大仏、忘れられている・・・

【まとめ】

鞍作鳥が法隆寺で建てたのは「法隆寺金堂釈迦三尊像」

飛鳥寺の飛鳥大仏も金堂像、北魏様式。

法隆寺百済観音像は法隆寺の中では例外的に「南朝様式」、木像

中宮寺、広隆寺の半跏思惟像は木像、南朝様式。