新編スタート:20日で仕上げる!

弥生時代の生活、遺跡

[37]弥生時代に、祭器として使用された金属器は?

正解は、「青銅器」。

「青銅」っていうのは「銅」と「錫(すず)」の合金ですね。

鉄の方がより硬く、実用的であるので、青銅器はすぐに祭器となりました。

[38]瀬戸内海を中心に用いられた青銅器は?

正解は、「平形銅剣」。

邪馬台国論争でもあるけど、この時代の中心としてまず覚えておくのが、「畿内」と「九州北部」。

そして、それぞれの代表的な青銅器が「銅鐸」と「銅矛(どうほこ)」。

ただ、「古代出雲」も忘れてはいけない。出雲を邪馬台国論争に加えるべきという一派もいるくらい。

そして、この出雲に何があったのかと言うと、「荒神谷(こうじんだに)遺跡」であり、ここで358本の「平形銅剣」が見つかったんだ。

大きく分けて、「畿内=銅鐸(武器的要素-)」、「北九州=銅矛(武器的要素+++)」なんだけど、「両者の真ん中=平形銅剣」と覚えておこう。

なんでも「神庭」という地名の場所を掘ったら出てきたそうじゃな。
ちなみに荒神谷遺跡からは銅鐸と銅矛も出土。

少し離れた「加茂岩倉遺跡」からは銅鐸が出土。

出雲は畿内含めて広い範囲と交易していたのだろう、と推測されております。(そして、のちにそれは「畿内主導」へ変化)

また、「荒神谷遺跡」の銅剣と、「加茂岩倉遺跡」の銅鐸には「×」の文字が記されており、古代史ファンの想像をかきたてています。

あ、あと、島根といったら何でもかんでも荒神谷遺跡ではなく、「額田部臣」(額田王ではない)と書かれた刀剣が見つかった岡田山古墳Ⅰ号などもあるので注意。

いずれにしても、出雲は古代史における重要地区なんですわ。【コチラも:古代史講義

[39]九州北部を中心に用いられた青銅器は?

正解は、「銅矛(どうほこ)、銅戈(どうか)」。

九州北部の祭器は武器的性格を帯びていたよ。

[40]近畿を中心に用いられた青銅器は?

正解は、「銅鐸」。

近畿の青銅器は武器的性格を帯びていない。

それと、 「渡来人が日本に高度な文明を伝えた」というイメージは半分は間違い。

確かに、弥生時代後期(2-3世紀)に製鉄技術や建設技術が伝わったが、当時の日本は独自の高度な文化をもっており、優れた冶金技術で大型銅鐸や精巧な銅器を鋳造したり、1400~1500℃の高温の炉でガラスを製造していた。(宇山卓栄先生「民族で読み解く世界史」)

[41]弥生時代に、農具、工具として使用された金属器は?

正解は、「鉄器」。

なんで書かれていないのか不思議じゃが、もちろん、「武器」としても使用。

鉄を武器としてのし上がった国といえば、世界史的にはメソポタミア地方の「ヒッタイト」。

これが紀元前15世紀とかの話。

[42]濠で周りを囲んだ集落は?

正解は、「環濠(かんごう)集落」。

「44.高地性集落」だけが防御的性格をもっていたわけではなく、環濠集落も堀を二重にして、間に先の尖った杭を打ち込むなど、防御的性格をもっていた。

最初はまーるく住んでいたけど、徐々に身分が生まれ、権力者の家が豪勢になっていくんだ。

[43]佐賀県にある代表的な環濠集落は?

正解は、「吉野ヶ里遺跡」。

とにかく大きい。

古さで言えば福岡県の「那珂遺跡」で、縄文時代のものと考えられている。

[44]山頂などにつくられた軍事・防衛的な集落は?

正解は、「高地性集落」。

どういうわけか、大阪湾岸から瀬戸内地方に見られる。

[45]香川県にある代表的な高地性集落は?

正解は、「紫雲出山(しうでやま)遺跡」。

香川県といえば空海の出身地だけど、香川県自体が問題に出されることはあんまりないので、覚えやすいかな。

[46]方形の墳丘に溝をめぐらせた墓は?

正解は、「方形周溝墓(ほうけいしゅうこうぼ)」。

墳丘墓の一種で、溝を掘り、盛り土をしている。

関東地方を中心に全国で見られる。

弥生時代の墓は地方によって様々であることが特徴

「四隅突出型墳丘墓」は出雲~北陸に分布。こちらは墳丘の四隅が伸びている。

弥生時代後期になると、明瞭に地域性が表れてくる。

[47]甕や壺の中に死者を埋葬する墓は?

正解は、「甕棺墓(かめかんぼ)」。

大きな甕(土器)に遺体を収納した。

甕の口と口を合わせたもの、単に蓋をしただけのものなどがある。

九州北部が中心。

ほか、地上に数個の石+巨石で蓋をした形の支石墓(しせきぼ)も九州北部としてセットで覚えておこう。

[48]死者の四肢を伸ばした埋葬方法を何というか?

伸展葬」。
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感想(6件)
弥生時代の書籍ってマニアック過ぎたりしてなかなかオススメできる本がないんだけど、この本は通史とはいえ、すごくオススメしたい。

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